ウイスキーの樽は 大自然の中でしっかりと育った オークの木からつくられます はじめ無色透明のウイスキーが 琥珀色に染まり 素晴らしい香味へと 変化するのは この樽のおかげです
静かにゆっくりと サントリーのウイスキーを育んだ樽は 長い年月を経て その役目を終えます
サントリー樽ものがたりは その樽がさらに長く 大切に使われることを願い ウイスキーのある生活を演出する 家具やインテリアに 生まれ変わらせました
私たちは ウイスキーを育んだ樽と共に ウイスキーのあるライフスタイルを 提案します
商品の自主回収に関するお詫びとお知らせ 「樽オーク鏡板コースター(珪藻土プレート付)」
木材の製材の方法には、柾目(まさめ)取りと板目(いため)取りの2種類があり、切った丸太を水平に切り出したものを「板目板」、丸太の中心から放射線状に材を切り出したものを「柾目板」と呼びます。 「柾目板」は、1本の丸太から切り出せる量が「板目板」よりも非常に少ないため、貴重で非常に高価な材となっていますが、「板目板」と比較して収縮や膨潤が小さく、反りや狂いが比較的おきにくいことから漏れにくく、長期の熟成に耐える強度を求められるウイスキー樽には、主に頑強なオーク材の「柾目板」が使用されています。 家具用の材としても、木目が美しく端正で落ち着いた表情が楽しめるオーク材の柾目板は昔から人気があります。 「虎斑(とらふ)」は、そのオーク材の柾目板に現れる天然の木目模様です。柾目板の表面に浮かび上がる複雑な帯状の模様は、その名が示すようにまるで虎の縞模様を思わせ、オーク材の重厚さをさらにいっそう引き立ててくれるかのようです。 この虎斑は、天然の木目と同じように、同じ模様が2つとないもので、まさに、 「ナチュラルマーク」の好例です。この虎斑が装飾的に捉えられて、オーク材が高級家具に用いられるようになったという説もあります。
ウイスキーの樽材には、すべて「無垢材」を使用しています。 化粧合板などの人工的に合成された木材には見られない、天然の木材ならでは 樹木が生長した形跡や証が現れますが、カリモク家具で称されるようにサントリーでも「ナチュラルマーク」としてご説明させていただいています
「ナチュラルマーク」には、木が生長する過程で、天候の影響などに起因する成長輪(=年輪)のほか、 木の色調の濃淡や、 小枝が幹に包み込まれて痕になった 「節(ふし)」、傷ついた 樹皮を巻き込むように成長したなごりである「入り皮」などがあります。
ご存知のようにウイスキーは、長い歳月の間、樽の中で熟成していきます。 蒸留されたばかりのウイスキーは「ニューポット」と呼ばれて無色透明の荒々しい香味の原酒で、樽に入れられてじっくりとゆっくり熟成していく間に、琥珀色に色づき輝きを増すとともに、かぐわしく複雑な香りに素晴らしく変化していきます。
ウイスキーを熟成する役目を終えた樽を解体した樽材には、その長い熟成期間においてウイスキーがしみこんだ「しみ跡」が残るものや、樽の形状を保つための鉄板の輪(=帯鉄:おびてつ)を固定するために打たれた「釘跡」が残っているものもあります。 いずれもウイスキーを熟成してきた樽としての履歴を示す貴重な痕跡です。全てに痕跡が現れているわけではございませんが、もしも、痕跡を見つけられた際には、その樽で熟成されたウイスキーに思いを馳せていただき、「樽ものがたり」ならではの味わい深い特徴として、お楽しみください。
商品の状態とともに、購入時期と商品の画像を、樽ものがたりまでお知らせください。 折り返し、樽ものがたりより、修理の可否などご案内させていただきます。 保証期間を過ぎた商品、保証規定外の商品につきましては、修理費用をご負担いただいております。 お見積りをご用意いたしますので、ご検討ください。
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